札幌ドームもトラス
日本ハムファイターズの拠点・札幌ドームは、札幌市の羊が岡に巨大な三葉虫のような形で建っています。
建設時には、私の知り合いの鉄骨屋さん検査屋さんも、忙しい思いをしたようです。
この屋根、トラス構造でできています。竹中建設のページ。大成建設が、日本ハムファイターズの屋内練習場を建設したようです。そのトラスの写真(pdf)があります。
Googleで「トラス」をキーワードに検索をすると、60万件ヒットしたうち、一番最初に私が書いたページが出てくるのには驚きました。
「つまようじブリッジコンテスト」は、トラス構造をどのように作るかの争いになっています。この10年の歩みは、まるで生物の進化を見るようです。
ブリッジコンテストは、レギュレーションや使う材料によって「つよいかたち」は変化します。そこが面白いところです。「つまようじブリッジコンテスト」にもゴールはあるはずです。そのゴールは、何かとてもシンプルな原理のところにありそうで、面白いなぁ、と思っています。
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コメント
SUBALさん おはよう
話は前後しますが、対数螺旋滑り台を支えているタワーもトラスで構成されています。接点はボールジョイントに見えますが、市販品の半球を使っています。内部からボルトで部材を結合しているのです。
地球に例えると北半球だけに穴を開け、南半球は蓋です。穴を開ける角度は様々、お世話になったのは5軸のマシニングセンターです。そして鉛直方向には水抜きも忘れませんでした。
投稿: 271828 | 2006年11月 3日 (金) 05時04分
271828さん こんにちは
今日が休日でよかった。宇宙ステーション用にはトラスの接合部用にボールジョイントが研究開発されているようですね。地上の構造物で、許容応力を基準に設計する場合は、ピン接合でなくても剛接合で十分ですよね。遊具には、日常性とははなれた不思議さがあってほしいと思いますが、この対数螺旋滑り台にはそれがあると思います。
投稿: SUBAL | 2006年11月 3日 (金) 12時32分