人間の眼 視野と立体視
私たちは、普通に目の前に見えるものについて色やかたちが分かるだけでなく、およその距離も分かります。
左右の眼に映る少しずれた像を脳で判断しているらしいことは、撮影位置を少しずらした写真を眺めていくと立体にみえてくることから確かめることができます。
この立体視は、地球の温暖化とそれに伴う猿の生活パターンの変化によって、進化したもの、とのことです。
「5300万年前「樹冠」が登場したことで、地上に降りずとも、枝から枝へと飛び移り移動することが出来るようになったのです」(Biological Journalより)
飛び移るという行動をとるには、先方までの距離の見積もりが必要になることは、容易に想像できます。なるぼど、ねずみに近い原猿からの進化のによる眼の位置の変遷を見せられると、納得がゆきます。
立体視をするには眼は両方とも同じ前方に向かっていなければなりません。2つの眼がサイドについていれば、広い視野を持つことができ、敵の接近に気づきやすくなります。視野の広さを犠牲にしても、わが祖先は立体視を獲得したのでしょうか。
そんなことを考えていると、回すことのできる首も立体視の獲得とともに必要になったことかもしれない、などと想像が膨らみます。
眼が2つあっても、立体視をしていないということなのですね。ただ、距離はピントを合わせる事でも認識はできます。生物の世界も面白いですね。
そういえば、新千歳空港の到着ロビーにある水槽で見た巨大魚「ナリスタ(Epinephelus tukula)」のとぼけた眼玉、左右別々に動いていました。私が動いたら、片一方の眼だけが動きに追随しました。立体視はしていないでしょう。視野の広さを優先しているようです。
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コメント
左右の眼球を別々に動かす事は私は出来ません。でも左右どちらかだけで見ている事が有る事に気付くことが有ります。
左右別に見る事が出来たら? 脳で別々な情報処理しているんでしょうね。それをまた脳で統合処理するのではないかと思いました。
重症心身障害のある方(2歳)の例で、左右別々に眼球が動いていました。(対光反射は有った)
人間が立体視のメリットを選び、左右別な視覚を選ばない方へ進んだということでしょうか。
投稿: クマ | 2006年12月 9日 (土) 10時49分
クマさん こんにちは
眼球の動きも脳でコントロールしているのでしょう。左右の眼球が別々に動く方は、脳の中の古いコントロールシステムが作動しているということなのでしょうか。
進化がすべて改良とは限らないわけですから、左右別な視覚のメリットもあって、それを捨てても良い事情があったのでしょう。
空港の水槽でナリスタの眼の動きを見たときには新鮮な驚きがありました。しばらく見ていましたが、トラックボール式の入力ディバイスの像とダブってきました。極座標で相手の位置が認識できるのだろうと・・・。
トラックボール式の入力ディバイス
http://www15.big.or.jp/~j-works/access/suguremono/track02.htm
投稿: SUBAL | 2006年12月 9日 (土) 12時30分