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2007年2月28日 (水)

Venus comb(ヴィーナスの櫛)

少し硬い話題が続きましたので、今日はCG。ホネガイです。ヨーロッパではVenus comb (ヴィーナスの櫛)という名がついています。

Hone_image 巻貝ですから対数螺旋になっています。Shadeで巻貝の対数螺旋を作れるようになりたいと、時々試みています。十代のときから描きたい絵があって、このCGは近いのですが、まだまだ。CGもプログラミングもまったくの独学自己流です。本格的にきちんとやっている人から見ると、アラがたくさんあるのでしょうが、何かできると楽しいものです。

Hone こちらは、一昨年紀伊国屋で購入した本物のホネガイ。自然の造形の迫力には圧倒されます。

まぁ、簡単にできたなら面白くない。と開き直っておきます。

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2007年2月27日 (火)

超音波ビーム カラースケールとグレイスケール

超音波ビームを表示するソフトを少し変えました。

Ubeamgs1必要があって、グレイスケールで表示するようにしました。白黒印刷用にグレイスケールの画像を取るだけのつもりでしたが、作ってみると意外に気に入りました。

このソフト自体、プログラミングの中で、カラースケールを使えるようになってうれしくて作ったようなところもありました。グレイスケールですと諧調が1/4の256になって狭くなるのです。でも、そんな感じがしません。

シュリーレン法の写真のように見えますし、うるさくなくてシンプルでよいです。

ダウンロードできるようにしました。

「UBeam.zip」をダウンロード

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2007年2月26日 (月)

タービンノズルの熱疲労割れ

Fpi_turbine_nozzle J47ターボジェットエンジンのタービンノズルに生じた熱疲労割れです。蛍光浸透探傷検査(Fluorescent Penetrant Inspection)で検出しています。(画像をクリックしてください)

J47tbtc 紫外線照射灯(black light)で照射しています。蛍光浸透探傷検査は、航空業界ではよくザイグロ検査と言われることがありますが、ZYGLOはMagnaflux社の商品名で、正式にはこの呼び方はしません。

箱型の車をボンゴというようなものです。(ちょっと古すぎ?)

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2007年2月25日 (日)

ne-20 のタービン

一昨日の記事に書きましたが、J47ターボジェットエンジンのタービン+シャフトの展示スタンドを作りました。

Ne20_turbine 今日のは、日本初のジェットエンジンネ-20の3DCGモデルです。(クリックすると大きくなります)ちょっと似ているでしょう。

このタービンはディスクとブレードを溶接で接合しています。現在はIHI昭島事務所の1階に展示されていますが、クライスラー社で試験運転したときについたのであろう熱疲労割れがあります。(写真撮影は不可でした)

もちろん熱で焼けて黒ずんでいます。ぴかぴかに磨いたら、こんな風になるでしょうか。

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2007年2月24日 (土)

「ねじ 基礎のきそ」

 私は、子供のころ金物屋に行き、棚に並んでいる奇怪な形をした機械の部品やツールを見るのが好きでした。これは何に使うのか、何に使えるのか勝手に想像して楽しんでいました。その中でねじは、いっぱい種類があるのだなぁ、とは思いましたがどちらかといえば関心の外でした。

Neji2 しかし、人類が発明してきた様々な機械要素のうちもっとも息長く広範につかわれているものはと考えるとやはり「ねじ」でしょう。わかっているようで実はあまりわかっていないの「ねじ」かもしれません。私も、最近になってねじの奥深さをいろいろな場面で知り始めました。

このたび、日刊工業新聞社から「絵とき ねじ 基礎のきそ」が発刊されました。著者はこのブログにも時々コメントを寄せてくれる門田和雄さんです。

知り合いだからというところをさしい引いてもお勧めの一冊です。お勧めのわけは・・・・・

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2007年2月23日 (金)

ターボジェットエンジンの展示スタンド

J47tb3 J47ターボジェットエンジンのタービンディスクとノズル(静翼)を展示用に磨いて、スタンドを作りました。本年度卒業する学生の献身的な努力で、熱で焼けてくすんでいたタービンとノズルはぴかぴかになりました。

J47tb2 タービンとノズルとの関係、速度三角形、衝動タービンと反動タービン違いなどが実物で明瞭にわかるようになりました。

J47tb1 ノズルには使用中に生じた熱疲労割れも数箇所にあります。

メカニカルに美しく、見ほれてしまいました。

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2007年2月21日 (水)

「WiiAcc」3軸加速度測定ソフト完成

Wiiリモコンで3軸加速度を測定するソフト「WiiAcc」にあった起動当初つながりにくくなる不具合が、解決しました。これですっきりしました。

平田さんが以前に提供してくれていたクラスモジュールを改良してくれました。ありがとうございました。さすがです。

ギジュツ・ドット・コムのG-Softに登録されました。

WiiAccのダウンロードはこちらへ

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2007年2月20日 (火)

自由落下の無重力を見る

WiiAccの使い方として、いろいろ考えられます。私がやってみたものをいくつか紹介していきます。

0.1秒の自由落下を前に書きましたが、今回はWiiリモコンを放り投げて手で受けてみました。

Freefall Wiiリモコンが一番高く上がってから手に収まるまでのおよそ0.8秒間、3方向すべての加速度がゼロになっているのがはっきりとわかります。自由落下の無重力です。

理屈上わかっていても、目の前で加速度センサーの値が表示されると、なんだかうれしいです。リモコンを回転させないで放り投げるのがコツです。

中学生か高校生のころの私に持たせたら、夢中になってリモコンを放り投げていたでしょう。多分ついにはリモコンを壊していたでしょう。

「明らかに加速運動しているのに加速度がゼロなのはどうして」という疑問がわいてきたらしめたもの。すぐには説明しないで、「どうしてだろうね。」と、せいぜい静電容量式でもピエゾ効果式でも加速度センサーの仕組みを説明して横を向いていればよいですね。想像力は宇宙へ飛んでいくかもしれない。

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2007年2月18日 (日)

「WiiAcc」Ver.1.0を公開

お待たせしました(かな?)、「WiiAcc」を公開します。

Cimg0902 ニンテンドーWiiのリモコンから、3軸の加速度データを取得するソフトウエアです。

久しぶりにプログラミングが楽しかったです。このところ年に1本ぐらいのペースになってしまっています。今回は平田敦さんのおかげで、ここまできました。ギジュツ・ドット・コムのメーリングリストで「どなたかお助けを・・・」と呼びかけたところ、真打の平田さんが手を上げてくださいました。

Wiiaccv10 プログラミングで楽しんでいられない事情ができましたので、凝るのをやめてここで手を打ちました。

使った感想や、こんなデータが取れた、というような情報を教えていただけるとうれしいです。ダウンロードとREADMEは続きで・・。

その前に、お疲れさんというところでポチット一発。

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WiiAcc完成間近

Wiiリモコンの加速度データを取得するソフトが、完成まで後一歩のところまできました。

自分としては、思った以上に良くできたかなと自己評価しています。Wiiのリモコンをぶらぶらさせていると、結構楽しいです。

Wiiacc_1 ソフトづくりをしていると、あれもこれもしたくなるものです。最終場面はどこでとめるかの決断でふらついていました。20秒間の記録が取れて、CSVとテキストファイルにデータを吐き出すことができます。ついでにWIAなる新しい拡張子をつけた専用ファイルにもできます。

完成版のインターフェイスは、左のようになります。0.1秒の無重力を表示しています。

もう少しテストをして公開します。

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2007年2月16日 (金)

0.1秒間の無重力

ニンテンドーWiiリモコンを使って3軸加速度を表示させるソフトウエアを作っています。

さまざまな運動の様子を加速度の側面から見るツールになるだろうと予想しています。

そのひとつとして自由落下があります。

Freedrp Wiiリモコンのストラップの間隔を自由落下させてみました。画像をクリックしてみてください。

Wiiaccfd そのときの波形が左です。落下させた距離は160mmです。計算上落下時間は0.18秒になります。

赤い線が-1Gから動き始めて、落下が終了するまでおよそ0.2秒。大体いい線でしょうか。その中で0.1秒程度無重力になっているのが観察できます。

息子は面白がって、より高くから落として無重力の時間が延びることを確認していました。

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2007年2月14日 (水)

~遊具プロジェクトの挑戦~

NHK特集で、遊具と安全性を取り上げるようです。

今、全国で急速に子どもの遊具の“撤去”が進んでいる。気がつくと、ガランとした何もない殺風景な公園が目立つ。一度事故が起きると、遊具はすぐに撤去されていく。
「子どもから“遊び”を奪ってはならない。大事なのは、“遊び”の中で“危険”を回避するすべを学ばせることだ。」と専門家や市民たちの共同プロジェクトがスタートした。(NHKのホームページより

Wiiacc5 これは面白そうです。ダミー人形には加速度センサーが組み込まれているのでしょう。

Wiiリモコンに搭載されている3軸加速度センサーの値を取得するソフトは、平田さんの協力を得て順調に進んでいます。今週末には公開できるかもしれません。

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2007年2月12日 (月)

絶滅危惧遊具 回旋塔

懸垂型シーソー、遊動円木、回旋塔は絶滅が危惧される遊具なのだそうです。若い人では知らない人も多いかもしれません。これにジャングルジムが加われば、子供時代に良く遊んだものです。

どこかにあれば写真を送ってほしいと呼びかけました。

Dscf0117 千葉県某所に住んでおられる niwatadumiさんから、早速送られてきました。回旋塔ですね。イヤー懐かしい。

遊園地のメリーゴーランドよりよっぽど楽しいでしょう。

こんな回旋塔もありましたよね。

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建築家が作った玩具

キャッチング フラッシュボール」の記事を書いたところ、271828さんから元祖は「Switch Kick」であろうと教えていただきました。

どうもそのようですね。Hobermanという名の建築家が設計したもののようです。元祖にはウレタンが使ってありサッカーボールのように蹴ることができるようです。こちらのページには反転する過程がよくわかる動画(?)があります。

この方、2002年の冬季オリンピック会場のアーチを設計した方とのことです。Hoberman Archと呼ばれています。きれいですね。

Duality 271828さんによると、この「Switch Kick」のメカニズムは、双対する正四面体入れ替えではないか、とのことです。私は、ボールになった時点では正四面体のようになっている、切り替わる時点で8つの頂点が球面上にそろうときがあって、これは球体を八分割していると見ました。(正八面体ではなさそうとは思っていました)

双対性をなす四面体の入れ替わり、と考えるとすっきりしますね。

Duality2 3DCGで双対性を確認していたら、双対性をなす正四面体の重心位置は同じではないのですね。同じだと思い込んで作図をしていたら、思いっきりずれていました。なんか、面白い。双対性は金属の結晶構造の中にも現れます。

おー!まさに「かたちのココロ」になってきました。

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2007年2月10日 (土)

キャッチング フラッシュボール

わがつれあい殿は、時々妙なものを買ってきて、私に差し出します。

小さな巻貝が詰まったビンを450円で買ってきたときには、こんなページになりました。子飼いのサルにえさを与えて、その食べ方を楽しんでいるようです。

Flashball 昨日は「キャッチング フラッシュボール」なるものをローソンで買ってきました。380円だったようです。ボールを回転させながら放り上げると、ピンク色のボールがブルーのボールになります。放り上げている間に中でLEDが光ます。ちょっと不思議な感覚です。(画像をクリックしてみてください)

Flashball1 そこで、アニメを作ってみました。回転させると遠心力で8面体(8分割球?)になり、回転が止まると4面体(4分割球?)になります。8面体は遠心力がないと不安定になっているのですね。4面体に戻る過程でどちらが中心に行きどちらが外側に行くかは、たぶん偶然で決まり、丁半のようになり手の中に戻ったところで表面色が変わっているかもしれないのですね。

えさを与えたつれあい殿は、やっぱりねと満足しているのでしょう。面白いことを考える人はいるのですね。

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2007年2月 9日 (金)

JAVAと数学

JAVAプログラミングを身に着けたいと思いながら、なかなか踏み切れないでいました。また、プログラミングで使う数学も、どこかでちゃんと勉強をしたいと思っていました。

そうしたら、メールで交流がある方が技術評論社のサイトで『はじめMath! Javaでコンピュータ数学』というタイトルで連載を始めました。

私のふるさと近くで、工業高校の先生をしている方です。読んでみようと思います。さいごまでついていけるかな?

この方、現在Wiiリモコンの加速度を取り込むプログラムを作ってくれています。私も動作確認という形でお手伝いをしています。何度かテストプログラムが送られてきて動作確認をしていますが、現在のところ順調のようです。

VBでプログラムを組めるようにクラス化して、ソースを公開してくれる予定です。それを引き継いで、Wiiリモコンの3軸加速度センサのデータを表示して利用するアプリケーションを作ろうと思っています。

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2007年2月 8日 (木)

有人宇宙衛星遊び

昨日シャルピー衝撃試験のアニメをアップしましたが、それを見ているうちに記憶がよみがえりました。

Rote 今は見かけなくなりましたが、子供のころ左にあるようなぶら下がるシーソーが公園や学校の中庭にありました。

普通の遊びでは飽き足らなくなって、このシーソーを立てて一番はしにもぐりこんで腰掛けるようにして、数人で思いっきり回します。

そうすると、ぐるぐる回りはじめるのです。それで、何回回ったかを競いました。「俺は地球を6周した」「いやいや、こないだ俺は10周したんだぞ」

ときあたかも米ソが有人宇宙衛星を相次いで打ち上げ、宇宙開発競争をしていたころです。みんなガガーリン少佐になった気分でした。(年代ばればれ。?とっくにばれている?)

回転が止まる最後のとき、上で一瞬止まるようになって、後単振り子運動をします。そのとき、90度より上では、ずいぶんゆっくりだったことを、どきどき感とともに覚えています。

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2007年2月 7日 (水)

シャルピー衝撃試験の振れ角と周期

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シャルピー衝撃試験は単振り子運動をして試験片を叩きます。単振動とみなされる場合にはその周期はT=2π√(L/g)で求められます。周期を決めるのはLだけです。L=0.75(m)ではT=1.738(秒)になります。

シャルピー衝撃試験のように大きく振り上げると、単振り子は単振動とはみなされなくなり、振れ角によって周期が違ってきます。振り子の等時性は成立しません。この周期をを計算で求めるのは相当大変なようです。「ルンゲ-クッタ4元法」「第1種楕円積分」って???私には手に負えそうもありません。

こんなときあきらめ切れない私は、昔から腕力で解決します。

Charpy  振り上げ角を変えて周期を測定しました。ビデオで撮影して、1/30秒ごとのコマ送りを利用しました。左の図は、そのときの分解写真を利用して、アニメーションにしたものです。半周期だけですので、一見回っているように見えます。

Fre2左のグラフが結果です。144度(0.8π)まで振り上げると、その周期は2.73(秒)になります。単振動を基準とした比T/T0は、1.57になっています。

このページのグラフともほぼ一致していそうです。

Wiiについた加速度センサの値でもY(red)が試験片を壊した後、位相がずれるだけでなくて周期も短くなっています。

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2007年2月 5日 (月)

国内最大級の天然ガス田

私の通勤途上に、国内最大級の天然ガス田、勇払ガス田があります。石油資源開発(株)札幌鉱業所勇払鉱所です。日産約90万m^3を算出して、55万世帯に供給しているとのことです。

Japex国道のすぐそばに、埋蔵量を確認するための井戸があります。ここが最初にガスを掘り当てたところです。十数年前、ガスが出たときに祝い酒を持っていきました。一升瓶がずらっと並んで、お祭り騒ぎでした。

Cimg0814 今でも、時々フレアーを出しているときがあります。数キロ先からも炎の輝きが見えますし、横を通るときには放射熱を感じます。車の中から撮影した写真です。

昔地下資源を探すときには、山師という人たちが活躍したと聞きますが、この天然ガス田は衛星からの観察がきっかけだったそうです。Googleの衛星写真です。ここからも原油も出るのですが、この近くの穂別の山からは軽質油分の多い良質の原油が出ます。

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2007年2月 4日 (日)

Wiiリモコン3軸センサの座標軸

Wiiリモコンの3軸加速度センサの値をパソコンに取り込んで遊んでいます。座標軸を整理して、グラフ表示を読みやすくしたいと思っていました。

Wiii3d_1 271828 さんに教えてもらった情報を元に、WiinRemoteを使って取り込むときの色に合わせて表示してみました。ついでに、3軸加速度センサの位置に合わせて見ました。こちらの分解記事を参照しました。Aボタンの横に加速度センサが搭載されています。

Wiiacc2 私が作ったGに換算するソフト「WiiACC」も+-の表示を先の図に合わせました。

値をとって実測の振り上げ角度等とあわせていますが、結構いい線行くようです。

WiiAccのダウンロードはこちらへ

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2007年2月 3日 (土)

Wiiリモコンで得られた衝撃試験の加速度

Wiiリモコンを搭載してシャルピー衝撃試験を実施しました。

3軸加速度のデータが取れました。再現性を確認せずに2つの試験片だけで何かものをいうのはよろしくない、とのご意見もあります。当然の指摘なのですが、私はその前に仮説を立ててみようよ、そのほうが面白いでしょ、と考えています。いろいろな実験をやりますが、私はこのときが一番面白いのです。

Charpy_impact_test2 ハンマーの進行方向の加速度(Z:Green)です。ここの加速度は、ハンマーが最下点に来たときに0になります。

シャルピー衝撃試験では、試験片に対して力は3点曲げとしてかかります。当然ハンマーが試験片に衝突するとき、反力と試験体の変形抵抗を受けて進行方向に対してマイナス方向の加速度を受けます。

Impact2 次の瞬間進行方向に加速度を受けています。この原因は、ハンマーアームの曲げ変形の解放にあると推測します。

少しの間進行方向にもブルブルと震えているのがわかります。

この推測、いかがでしょう。

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2007年2月 2日 (金)

Wiiリモコンの加速度センサは静電容量式

Wiiのリモコンに搭載されている3軸加速度センサは、静電容量の変化を捉える方式のようです。こちらにSTマイクロエレクトロニクスの大内篤氏へのインタビュー記事が掲載されています。

厚さ15μmの稼動部の変化を検知しているようです。重力も稼動部を変化させますから、リモコンの傾斜も検知します。これは、実際に静かに回転させると、角度に応じて表示が変化します。

Impact2_1  シャルピー衝撃試験のグラフにハンマーの角度情報を入れてみました。

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