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2007年5月 4日 (金)

Savart's Wheel

人類が周波数の高い音としての超音波を最初に実験的に確認した装置です。

Savarts_wheelimage フランスの物理学者フェリックス・サバールが作りました。ビオ・サバールの法則を発見したその人です。サバールの主な研究は、音響学だったといいます。

回転する歯車のところに、カードを当てて強制振動を起こして、その発する音を観察しました。24kHzまで出せたといいます。シンプルでわかりやすいですね。ここにある写真を参考にCGを作りました。ケルビン卿もこの装置で実験したであろうという記述もあります。ケルビンもケンブリッジ大学を出ていますね。そういえば・・・

にほんブログ村 科学ブログへ連休ももうおしまい。明日は仕事です。

先日ケンブリッジ大学の先生からいただいたメールの中に、こんなくだりがありました。

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ここケンブリッジ大学の良い点だと思うのは、日本の大学に比べて、出来るだけ原理を重んじ実験やシミュレーションも出来るだけ単純で簡単なものを用いて本質を探るような教育をしている点です。

(中略)・・・・・・少しはずれにある物理学科にはラザフォードの用いた実験器具やチャドウイックが中性子を発見した装置などがあるのですが、どれもこれも素朴で簡単なものばかりですが全て本質を射抜いた手作りの器具と言えます。多分こういう伝統のかけらが今でも少しは残っているのかもしれません。

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このようなシンプルな実験装置の意味を、作られた時代に得ていた人類の知見との関係で浮かび上がらせる作業も、理工系の教育にとって重要なのかもしれないと思いました。

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コメント

 単純で本質を射抜いた実験装置。それ、実験の基本ですね。毎年8月にハムフェアが開かれますが、電気と磁気、電波の実験コーナーが在ります。単純な装置ながら目で見て触って納得できるそんな物が並んでいます。さすがにレッヘル線まではありませんでしたが。
直感的に納得できるという所が大事なんでしょうね。

投稿: クマ | 2007年5月 5日 (土) 20時57分

クマさん こんばんは
「単純で本質を射抜くこと」実験だけでなく言葉による説明でも、できればそうしたいと考えていますが、これほど難しいものはないなぁ、ということを改めて実感しているこのごろです。
高校生のころ弓道をやっていましたが、まさに無心になって的のど真ん中を射抜く、その難しさという感じです。

投稿: SUBAL | 2007年5月 5日 (土) 22時08分

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