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2007年6月21日 (木)

夜汽車の旅

秋田のホテルからです。

最近旅行の移動手段は飛行機が常識になっています。今回は都合の良い便が無かったので、夜汽車に乗りました。椅子席で寝ていけばよいや、と考えていました。10代後半から20代にかけて、汽車を宿代わりにして、鈍行夜汽車で旅行をしたものです。

かつては、夜の帳が降りてから赤い網袋に入ったみかんをおすそ分けするところから、見知らぬ人と会話が始まったものでした。時には人生を語り、時にはほのかな恋心すら生まれることもありました。夜汽車の旅の楽しさでした。今は、そんな情緒を期待することはできません。黙して移動手段に自分の体を積み込むだけです。

Hamanasu 駅でチケットを購入しようとすると、駅員さんが「横になれる席がありますけど・・・・。」おっ!気が利くじゃん。急行ハマナスのカーペット席です。

料金を聞くと、指定席料金(150円)の追加で良いとのこと、もちろん購入しました。カーペット席ということで、乗ってみると、そう昔の青函連絡船の二等客席(知っている人少ないだろうな?)のような雰囲気。青函連絡船では雑魚寝でしたが、ここでは頭の部分にカーテンがあり隣の人の寝顔を見ずにすむようになっていました。

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枕と毛布も用意されています。これで150円はお買い得。28席ありましたが、ほぼ満席。

しかもその車両には「更衣室」まで用意されています。なかなか考えていますなぁ。

ほとんどの区間でレールの継ぎ目の音がしません。あの音が心地よかったのになぁ、と考えているうちに寝てしまいました。朝5時に起きて、青森で乗換え。8時45分に秋田に着きました。

Hasu 久保田城跡にある会場へ向かいました(写真は久保田城のお堀に咲いていたはすの花です)。13年前に支笏湖で開かれた超音波分科会に出席したときは、顔見知りはほとんどいませんでした。今回は、たくさんの知り合いがいて、着くなり、久しぶりの方もいて話が弾みました。

新しく主査になられたのは、東工大の廣瀬壮一先生。廣瀬先生の挨拶から研究会は始まりました。

鉄道総研の方とJAXAの方の発表が、くしくもCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)に関するものでした。三菱電機の方の「周期構造を透過する超音波の指向性に関する検討」は、最近電磁波の領域で議論されていることを超音波に適用してみたら・・・、という話で面白かったですね。

元金属材料技術研究所の木村勝美先生も、「超音波探傷用標準試験片の音響異方性および減衰係数の管理」と題して登壇されました。多分、既に80歳を超えていると思いますが、もう元気いっぱいです。とても興味深い話でした。

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コメント

こんばんは。出張お疲れさまでした。
SUBALさんが帰路,空から見おろした青森市には,日本で初めてFRPを水圧管として採用した水力発電所があります。10年ほど前にFD610+垂直,&V透過も試して板厚を測ろうとしましたが…。結果はご想像どおり。

投稿: niwatadumi | 2007年6月23日 (土) 01時03分

なるほどそうですか。FRPは今後構造部材に使われることが多くなってくるでしょうね。
航空機にもCFRPが使われるようになってきて、層間剥離の検出に超音波が使われています。原理としては、オーソドックスな垂直探傷ですが、ギャップ水浸法にするか、試験体と音響インピーダンスが近い遅延体をつけた探触子を使っています。金属とは損傷形態が違うので、検出する欠陥の様相から発想を変えなければなりませんね。

投稿: SUBAL | 2007年6月23日 (土) 09時03分

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