仕事から帰ってニュースを見ると、沖縄那覇空港で中華航空のB737-800が炎上、とのニュースをやっていました。空港で飛行機が爆発する衝撃的な映像が何度も流れていました。
燃料が何らかの原因で漏れて火がついたということは間違いないでしょう。ジェット燃料はケロシン(灯油)系(JET A-1)かワイドカット(ガソリン成分が入っている)系(Jet B)のどちらかですが、旅客機ではケロシン系でしょう。Jet A-1だとすると引火点は38℃です。
沖縄の滑走路上では、地面は38℃は軽く超えているでしょう。気温でそのくらいあるかもしれません。地面に落ちた燃料は気化しますが、引火点を超えていますから何か点火源があれば火がつきます。石が落ちた程度の火花でも良いし、静電気のスパークでも十分です。
着陸した直後の車輪のブレーキ部分は、数百度になっていますからこれに気化したガスが接したら火はつきます。
問題は、なぜ燃料が漏れたか、そして駐機場に来るまでなぜ気が付かなかったかです。駐機場でいきなり漏れ始めたとは考えにくいです。
乗客をいち早く機外に出すシステムは、うまく機能したようです。死傷者が出なくて良かった。
こういう事故こそ徹底して深く原因が究明されていくべきでしょう。
中華航空は「危ない航空会社ランキング」ではどのくらいかは、続きで・・・。
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